vol.111 自分のことは話すな
幻冬舎新書 吉原珠央 著
第1章
・雑談で場を和ませることは無意味に近い。ビジネスシーンで時間にも区切りがある中では、早く結論を出す方が有難い。そのため、本質的な議論を一刻も早く始めるべきであり、ましてや、自分の話を始めるのはもっての他である。
・目指すべきは好かれる人より緊張させるひとである。こうすると、大事な場面で選ばれる人物になる。そのためにも、少し先の未来を見据えて、何かを提案できる人物を目指そう。
第2章
・相手へ心を開くには共感を得ることが重要になってくる。例えば、口角を上げて笑顔を作ることだってもそうだし、小道具を駆使して相手のニーズを満たすことだって大事だ。
・政治や信仰や病気は聞きづらい内容ではあるが、自分の生活と密接に関係してくる内容だけに踏み込んでいきたい。そこから、相手のニーズや困っていることを当てられる。
・また、プライベートの内容も然りだ。
・配慮ができる人物になろう。杖をもったお客様にお手伝いができたり、踏み込みたくない内容に押し入るのもやめよう。
第3章
・相手が雑談を始めたらすぐに切り上げよう。この時、相手の話している内容に添いながら場面展開していき、無下に扱わないように気を付ける。
・聞くふり上手より反応上手になろう。相手からのコメントに対して、いかに気を利かせたコメントができるかが勝負。
・また、相手の声意外にも注意を払おう。相手のおかれている状況を電話口から想像し、適切な提案を心がけよう。