読書感想文

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vol.119 仕事選びのアートとサイエンス

山口周 著 光文社新書

 

・適職は様々なことを経験していく中で見つけるしかない。人生を浪費してこそ道が見つかる。そして、才能は地道な努力を積み重ねた先でしか発見できない。

・ただし、転職は必ず必要になってくるだろう。これからは目まぐるしく変化していく世の中になる。そのため、企業寿命がどんどん短くなるし、それに伴って転職をしていく必要がある。

・何か明確なゴールを設定するのではなく、自分の心をニュートラルに保ち、心の赴く方向に選択することがベスト。全く何もわからないのであればキャリアアンカーを見つけてみるのも良し。

・いい偶然は丁寧に毎日を過ごすことが重要だが、さらに言えば、同僚のような関係を多く持つことや人として譲れない美意識や規範を持つことが大事だ。

・その人らしい成果はストックで作られるが、やはり読書がいい。そして、本は面白がって読まないと定着しないものだ。

・転職する際は、得るものではなく、失うものにも目を向けることや、そして半年は待てないか問い直すこと。(良いことも悪いことも平均化する)また、宙ぶらりんの状態を耐え抜く忍耐も必要である。

・自由を獲得するには一度、大きな不自由を経験しないといけないだろう。これは、隷属的に働くことで得られるスキルだったり、その先に訪れる自由への耐性だったりする。自由は誰だって欲しいが、劇薬であることも理解しないといけない。