vol.39 超AI時代の生存戦略
落合陽一著 大和書房
・まず、これから先の戦いを誤認している。人類VS機械ではなく、人間と機械親和性の高い人間との勝負に他ならない。ちなみに、日本は大負け。
・これから、ワークアズライフという生活になる。様々な生活スタイルをして、技術的革新で多くの仕事ができるようになった今、コンピューターの分野にはない「遊び」がより価値を発揮していく。
・そのため、遊び(趣味)と仕事とで関係ないのはナンセンス。
・物事の継続性はドキドキするギャンブル性、収集癖としてのコレクション的要素、そして心地よさの三つが重要である。
・なにかしらの完成形を持ち世の中に発信していくことは重要だが、最初は自分が良ければいいという所から始める。それで、報酬が貰えれば言うことなし。
・これからの仕事はスペシャリストが大前提。
ゼネラリストのような知識の付け方では、コンピューターに負ける。
・また、ニッチな分野でも一位を取ることが重要になってくるし、資格などがコンピューターに負けるようになる。
・合理的な物事はコンピューターがするので、非合理的なものが大事になったりする。飲み会とかが大事なのかも。
・プレゼンは大きく二つ、効率的な情報伝達かエンターテイメントか。どちらにせよ、ジェスチャーを加えて視覚的に訴えること。
・理想的な知識の付け方はざっくりでもいいからフックがかかっている状態。とっかかりさえあれば、ネットなどから様々なサポートが受けられる。
・これから、企業の形や勢力は大きく変容する。技術革新のスピードは凄まじく、付いて行けずに淘汰されることが予想されされる。効率的な企業活動のため、無駄な会議や資料、仕事がないか点検し、積極的に機械に投げる必要がある。
・政治への関与がもっと求められる時代になるし、無関心だと、すぐに時代に置いていかれる。
・これまでは平均値社会として、様々な分野で高い得点を出すことを求められてきた。しかし、今後はピークを高い所へ持ってくることが大事。平均値社会で気にした周りのことへの意識はどんどん薄れていき、外見なり趣味などのピンポイントでの高得点を出そう。
・自動運転で住む場所など不動産での大きな変化が起こる。
・自己投資に金を使い、むやみやたらに金を貯めない。
・ストレスを感じる原因は「なりたい自分になれない」「平均より劣っている」
・意識した自傷行為は認められるべき。
・子育てのポイントは何をすれば喜ぶかを考える。そこで報酬がついたら、勝手にやり始める。
・これから訪れる時代を、機械による奴隷の世紀とするか、親和性を高めて豊かな時代とするかで大きな差が出る。
・テクノファビア(テクノロジー恐怖症)とは、適応するしか道はない。