vol.8 働き方の哲学
村山昇著 若田紗希 絵 Discover社出版
・働くことを見つめ直すという目的で書かれた本
・仕事は時間を占有(occupy)するもの英語で職業はoccupysion時間、気持ち、人間関係、空間を占有する。
・作業としての仕事、稼業としての仕事、使命としての仕事の三段階ある。(例 レンガの家を作る三人)
・働く個人を動かすのは経済的刺激、連帯感、意味合いのどの学説があるか。労働観を展開
・キャリア形成には二種類。登山型とトレッキング型がある。登山型のキャリアは意図的に作るため、迷わずにいけるが、可能性を狭めてしまう。トレッキング型だと、自分のキャリアが結果的にできてしまい、偶然を生かせるが漂流してしまう恐れがある。
・自立、自律、自導の三要素を持つと、うまくいく。
・成長の要素は3つ。高める、深める、広げる、こうして自分の器が楕円形に広がっていく。
・地道な努力は大きな跳躍に必要。でも、永遠に来ないかもしれないし、努力なしでも来るかもしれない。
・枠を守る「守」枠を破る「破」枠を創る「離」の三パターン
・リスクを負うことを厭わない。
・七放五落十二達
・結果主義とプレセス主義は互いに大事。プレセス重視は惰性や無責任、結果主義は不正や働き手の消耗を生む。
・勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。
・One is not only
・人の評価は三段階。無視・賞賛・非難。根性、謙虚、信念が試される。
・能力の軸をどう持つか。スペシャリストのI、ゼネラリストの➖、ダブルメジャーのπ、トラウスバウンダリー(自分の専門性と他人の専門性を結びつける)のH
・人間の精神のはたらきは知・情・意。心理を求める知。美しさ、優しさの情。善いこと、正しいことの意。
・リーダーシップは行(リーダーの言動、行動力)を基にし、そこに論(研究理論や実践者の持論)が付く
・優れたリーダーシップと優れたフォロワーシップによって組織は大きな力を生む。ただ、賢従者になるか、愚従者になるかはフォロワー次第で、リーダーの力は及ばない。
・所属している会社の名前、立場を除いて、一人の人間としてどうであるかを考える。今の人脈は自分によるのか会社によるのか見直す。
・偶然は呼び寄せるもの。意識のアンテナを立てることで感度が上がる。
・天性、習慣、努力が良ければ良い成果が出る。
・目標設定のコツSMART
・人の動機はどこからくるか。利己的か利他的か。内発的か外発的か。
・働く動機は五段階。お金、承認、成長、共振、使命
・仕事で最も大事な報酬は次の仕事機会。
・提供価値を定める。自分の仕事を通じて、何を提供するのか
・長く働きたいと思う会社は、企業理念、会社の利益追求、スタンス、自分の考え方・価値観が重なるところ。
・どのじんざいを目指すか。他と代替可能なユティリティー人材。多様な能力開発、潜在力を持ったポテンシャル人材。貴重な能力を持ち独自のはたらきをする人財。
・雇われる働き方をしてもよいが、自分の能力やスキルだけで仕事ができるという状況をつけねばならない。そのため、アントレプレナビリティ(起業しうる力)を高めておくことは非常に重要だ。
・ワークライフブランドという仕事と生活の融合が理想形。
・なんといってもこれ。