読書感想文

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vol.42 世界一訪れたい日本のつくりかた

デービッド・アトキンソン著 東洋経済新報社

・これから、世界の五分の一18億人が観光をする時代になる。

・日本の潜在能力が高いのは言わずもがな。

・観光は為替や国際情勢の影響を受けずらい。

・アジアからの集客は順調にできているが、欧州などがいまだに弱い。フランスはあまり観光するような柄ではないので、ドイツを狙うべき。

・日本の人口が減少していく中、観光で稼ぐには外国人から稼ぐしかない。そのために、量を優先してきた昭和の観光では通用しない。

・満足度を上げることがリピーターの増加になるので、どうやって満足度を上げるかを考えるべき。画一的なサービスでは満足度は低い。

・日本は今まで、「文化・歴史」に力を入れてきた。しかし、今後は自然も重要な要素になってくる。自然の発信がうまくできていないという現状もあるが、自然観光は長期滞在のため観光収入が大きい。

・また自然環境問題を外国人に解決してもらうというのも一つの案。世界には金をかけても釣りをしたい人や狩猟したい人がいる。

・以前、翻訳はネイティブチェックをしてもらうべきとしたが、外国人相手に専門用語を列挙した解説文を作成しても意味不明。歴史に理解があるネイティブライターに作成してもらうのが一番。

・翻訳も必ず(So what?)テストをすること。

・日本には5つ星ホテルの数が少なすぎる。そのため高級ホテルの整備を急ぐこと。

・また、価格に見合ったサービスを考え、世界標準のサービスを考えること。設備は良くてもサービスが悪かったら台無し。

・日本はあるゆる方面で産業化を急がなくてはならない。スポーツや観光にしても然り。今までは教育的な側面があったが、自助努力によって存続させるための仕組みを整えるべき。人口が減少していくこれからでは稼げないものは衰退していく。