読書感想文

読書感想文を書くための私的ブログとなってます。@kansobun_bookでインスタしてます。

vol.97 読みたいことを、書けばいい。

ダイヤモンド社 田中泰延著

 

Q何を書くのか

・ライターとして書く文章は「随筆」である。随筆は辞書の意味では思うがまま書いた文章という意味があるが、定義をはっきりさせよう。随筆とは、事象と心象が交わる所に書かれた文章のことである。

 

Q誰に書くのか

・自分に書くのだ。大体、ターゲットを想定して書くのはやめた方がいい。現実的には、最新鋭のマーケティングIT技術を駆使しない限り、不特定多数の人から文章を見られる。また、何を書くかよりも誰が書くかが重要で、知名度のない人が書いてもみられることはない。また、誰かからの評価を書くようなことはせず、あくまでも、自分が読みたい事、書きたいことを書くこと。

 

Qどう書くのか

・図書館などの一次資料にあたり、9割9分を調べたことを書き、残り数%で初めて、自分の考えをいれる。最もつまらない文章は自分の内面を書き綴った文章で、それは単なる詩集である。後は、自分が感動した物事を、そこに至る過程とともに述べ、それを起承転結にまとめれば完了だ。

 

Qなぜ書くのか

・まずは、自分のためだ。書くことはその世界を狭くすることであるが、同時に、多くの人と繋がり、調べを通して学びを深めたりすることで世界を広げてくれる行動でもある。自分が読みたいことを世の中に発信すれば、後は正しいか、正しくないか、価値があるかないかか勝手にジャッジされる。そして、ある日突然パッと世界が変わるものだ。